設計をしたことにはなりませんね [作り話・JUNK]
◆翌日、朝のミーティング
〇▲さん「□■さんの進捗状況はどうですか」
□■さん「まだ全体の処理の流れを追っているんですが、分からない処理があり調べています」
〇▲さん「どこが分からないんですか?」
□■さん「(処理の流れ図を出して)ここのところなんですが、ここから、どう繋がっていくのか、」
〇▲さん「あー、ここのところは、、、そうですね、後で説明しましょう」
〇▲さん「犬神さんの進捗状況はどうですか」
プー子 「追加するルートが『手入力ルート』に近い『手入力デジタルルート』ということで『手入力ルート』を調べているんですが、
追加されるファイルや処理分岐があって、それが『手入力デジタルルート』の何にあたるのか分からなくて調査中です。」
〇▲さん「追加するルートは『手入力ルート』より『デジタルルート』に近いので、そっちを調べてみてください」
プー子 「はい。分かりました。」
◆金曜日、朝のミーティング
〇▲さん「今日は13:00からレビューがあります。
みなさん、出来てますか(?)」
プー子 「レビューって、設計書のですか?」
〇▲さん「そうですよ。」
プー子 「スケジュールでは今日までだったので、定時(18:00)までは作成していいのかと思ってました。」
〇▲さん「スケジュールで今日までだったら、ここでは今日、レビューも終って完成してないといけないんです。
ここはそういうところなんです。」
プー子 「そうですか。。。
まだ出来ていません。」
〇▲さん「□■さんは、」
□■さん「私も出来ていません」
〇▲さん「まーそうだと思って、ここでアドバイスというか、ちょっと確認のような説明をします。」
〇▲さんは、今回修正対象の設計書の流れ図のページだけ印刷したものを配りました。
〇▲さんは、追加するルートについて、流れ図に処理を追加する必要がある個所を、答え合わせをするように説明していきました。
プー子はその説明をメモしました。
〇▲さん「レビューは13:00なので、エクセルで間に合わないようなら、鉛筆書きでいいですよ」
プー子 「分かりました! ありがとうございます!」
プー子は配られた流れ図に、説明のメモ通りに、ファイルや処理の絵を鉛筆書きで追加しました。
それは必死に描いて、12:00頃に終りました。
◆13:00 レビュー
プー子 「□■さんは行かないんですか?」
□■さん「私は出来てないから。
犬神さんは出来たんですか。すごいですね」
プー子 「〇▲さんに説明してもらったじゃないですか!」
□■さん「私はまだ自分の調べてることが・・・」
レビューは、プー子の向いに〇●さん、右隣に〇▲さんが座って、三人で行いました。
プー子は、自分が追加した処理の流れ図を「ここにこの処理を追加しました」というように説明しました。
〇●さん「その処理は何をしている処理ですか」
プー子 「ここは移行処理です」
〇●さん「移行処理は、具体的に何をしているんですか」
プー子 (移行処理は移行処理じゃない! ファイルで移行してるのかツールを使ってるのか、DBなのか、何も分からないわ!)
プー子 「・・・」
〇▲さん「ちゃんと書けてるんだから、説明するだけでいいんですよ」
プー子 「・・・今回、修正で何が変わるのかを記載しただけで、中身の内容までは理解できていません。」
〇●さん「処理内容が分からないのに設計書が書けたんですか?」
プー子 「処理の内容は同じようなルートの内容をまる写しする感じで、
こういう変更のときはプログラムでもそんな風にコピーしてきて微調整して作成していました。」
〇●さん「じゃあ、ここをコピーすればいいっていうのは、どうやって判断したんですか?」
プー子 「それは〇▲さんから、質問したり説明を受けて判断しました。」
〇●さん「それは〇▲さんの言う通りに書いただけってことですか?」
プー子 「そういうことになります。」
〇●さん「それではここで設計をしたことにはなりませんね。
これでは設計してないのでレビューになりません。」
〇●さんは席を立って自席に戻りました。
〇▲さん「ここでは自分で全部説明できないと設計したことにならないから、仕方ない・・・」
プー子は自席に戻って、とりあえず既存の処理が何をやっているのか調べることにしました。
プー子 「自分で全部説明できないから設計書修正はやってないことになりましたが、
書いてることは大体合ってるそうなので、これを□■さんの作業に使って役立てて下さい!
私はとりあえず既存の処理を調べてます。」
□■さん「そうなの。ありがとう。」
スケジュールに間に合わせるどころか、全くのダメ出しをくらってしまったプー子。
プー子(月曜に営業と会って、何て話をすればいいのかしら!?)
つづく
〇▲さん「□■さんの進捗状況はどうですか」
□■さん「まだ全体の処理の流れを追っているんですが、分からない処理があり調べています」
〇▲さん「どこが分からないんですか?」
□■さん「(処理の流れ図を出して)ここのところなんですが、ここから、どう繋がっていくのか、」
〇▲さん「あー、ここのところは、、、そうですね、後で説明しましょう」
〇▲さん「犬神さんの進捗状況はどうですか」
プー子 「追加するルートが『手入力ルート』に近い『手入力デジタルルート』ということで『手入力ルート』を調べているんですが、
追加されるファイルや処理分岐があって、それが『手入力デジタルルート』の何にあたるのか分からなくて調査中です。」
〇▲さん「追加するルートは『手入力ルート』より『デジタルルート』に近いので、そっちを調べてみてください」
プー子 「はい。分かりました。」
◆金曜日、朝のミーティング
〇▲さん「今日は13:00からレビューがあります。
みなさん、出来てますか(?)」
プー子 「レビューって、設計書のですか?」
〇▲さん「そうですよ。」
プー子 「スケジュールでは今日までだったので、定時(18:00)までは作成していいのかと思ってました。」
〇▲さん「スケジュールで今日までだったら、ここでは今日、レビューも終って完成してないといけないんです。
ここはそういうところなんです。」
プー子 「そうですか。。。
まだ出来ていません。」
〇▲さん「□■さんは、」
□■さん「私も出来ていません」
〇▲さん「まーそうだと思って、ここでアドバイスというか、ちょっと確認のような説明をします。」
〇▲さんは、今回修正対象の設計書の流れ図のページだけ印刷したものを配りました。
〇▲さんは、追加するルートについて、流れ図に処理を追加する必要がある個所を、答え合わせをするように説明していきました。
プー子はその説明をメモしました。
〇▲さん「レビューは13:00なので、エクセルで間に合わないようなら、鉛筆書きでいいですよ」
プー子 「分かりました! ありがとうございます!」
プー子は配られた流れ図に、説明のメモ通りに、ファイルや処理の絵を鉛筆書きで追加しました。
それは必死に描いて、12:00頃に終りました。
◆13:00 レビュー
プー子 「□■さんは行かないんですか?」
□■さん「私は出来てないから。
犬神さんは出来たんですか。すごいですね」
プー子 「〇▲さんに説明してもらったじゃないですか!」
□■さん「私はまだ自分の調べてることが・・・」
レビューは、プー子の向いに〇●さん、右隣に〇▲さんが座って、三人で行いました。
プー子は、自分が追加した処理の流れ図を「ここにこの処理を追加しました」というように説明しました。
〇●さん「その処理は何をしている処理ですか」
プー子 「ここは移行処理です」
〇●さん「移行処理は、具体的に何をしているんですか」
プー子 (移行処理は移行処理じゃない! ファイルで移行してるのかツールを使ってるのか、DBなのか、何も分からないわ!)
プー子 「・・・」
〇▲さん「ちゃんと書けてるんだから、説明するだけでいいんですよ」
プー子 「・・・今回、修正で何が変わるのかを記載しただけで、中身の内容までは理解できていません。」
〇●さん「処理内容が分からないのに設計書が書けたんですか?」
プー子 「処理の内容は同じようなルートの内容をまる写しする感じで、
こういう変更のときはプログラムでもそんな風にコピーしてきて微調整して作成していました。」
〇●さん「じゃあ、ここをコピーすればいいっていうのは、どうやって判断したんですか?」
プー子 「それは〇▲さんから、質問したり説明を受けて判断しました。」
〇●さん「それは〇▲さんの言う通りに書いただけってことですか?」
プー子 「そういうことになります。」
〇●さん「それではここで設計をしたことにはなりませんね。
これでは設計してないのでレビューになりません。」
〇●さんは席を立って自席に戻りました。
〇▲さん「ここでは自分で全部説明できないと設計したことにならないから、仕方ない・・・」
プー子は自席に戻って、とりあえず既存の処理が何をやっているのか調べることにしました。
プー子 「自分で全部説明できないから設計書修正はやってないことになりましたが、
書いてることは大体合ってるそうなので、これを□■さんの作業に使って役立てて下さい!
私はとりあえず既存の処理を調べてます。」
□■さん「そうなの。ありがとう。」
スケジュールに間に合わせるどころか、全くのダメ出しをくらってしまったプー子。
プー子(月曜に営業と会って、何て話をすればいいのかしら!?)
つづく
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